馬連とは – JRA公式ルールで押さえる競馬の基本馬券

馬連とは 2025

馬連とは何か

馬連(うまれん)は「普通馬番号二連勝複式勝馬投票法」という正式名称を持ち、1着と2着に入る2頭の組合せを順不同で当てる馬券です。順位の前後は問われず、対象の2頭が1着と2着に入れば的中となります。発売は出走頭数が3頭以上の場合に限られます。より詳しい基本的な説明は、JRA公式サイトの馬券解説ページでも確認できます。

購入単位と最低金額

JRAの馬券はすべて100円単位で購入可能です。インターネット投票やUMACA投票を含め、馬連も1口100円から買うことができます。一部の入金・精算条件で1,000円単位の制限はありますが、馬券の基本単位はあくまで100円です。

払戻率と計算方式

馬連の標準払戻率は77.5%に設定されています。これは、馬連に投じられた総額のうち約77.5%が的中者に分配されるという意味です。払戻金は的中票数に応じて按分され、券面額に比例して受け取れます。
さらに、特定日には「JRAスーパープレミアム」や「ウルトラプレミアム」といった施策で、全券種または一部券種の払戻率が一律80%に引き上げられることもあります。

返還のルール

馬連では以下のような場合に返還が行われます。
出走取消・競走除外
その馬を含むすべての組合せが返還対象となります。

発走馬が極端に少ない場合
例えば出走が1頭だけになった場合などは、馬連自体が返還対象です。

払戻・返還は自動的に処理され、購入者が別途手続きを行う必要はありません。

同着時の扱い

競馬ではまれに1着同着や2着同着が発生します。馬連の場合、JRAは規定に基づき「いずれかを上位、もう一方を次位」とみなし、複数の的中組合せを成立させます。そのため、払戻対象となる馬連が複数存在し、総払戻額が各的中組合せに分配される形になります。

他券種との違い

馬連と混同されやすい券種として、馬単とワイドがあります。

馬単:1着・2着の馬を着順通りに当てる必要がある。

ワイド:選んだ2頭が3着以内に入れば的中(順不同)。

馬連はこれらの中間的な位置づけであり、順序を問わず2頭を当てるという点で初心者にも理解しやすい券種です。実際の馬券選びにおける活用法については、ぶっちゃけ競馬の馬連解説記事も参考になります。

歴史と名称

中央競馬(JRA)では1991年に馬連が導入され、現在では基本的な馬券の一つとして広く定着しています。地方競馬(NAR)では同種の馬券を「馬複(馬連複)」と呼びますが、仕組みは基本的に同じです。

元返しと「JRAプラス10」

オッズの結果、馬連が100円元返しとなるケースもあります。この場合、JRAでは「JRAプラス10」という制度が適用され、払戻額は110円になります。これは馬連を含むすべての投票法で一律に導入されている仕組みです。

組合せの数え方

馬連で選べる組合せ数は、n頭の中から2頭を選ぶ組合せ、すなわちnC2で計算できます。例えば10頭立てのレースなら、馬連の組合せ数は45通りとなります。

払戻期間

馬連に限らず、競馬の払戻期間は60日間です。期間内に払い戻しを行わなかった場合、権利が消滅するため注意が必要です。

まとめ

馬連とは、1着と2着の馬を順不同で当てるシンプルかつ人気の高い馬券であり、JRAにおいて1991年から導入されました。購入単位は100円、払戻率は77.5%が基本で、返還や同着時の取扱いも明確に定められています。馬単やワイドとの違いを理解することで、より戦略的に馬券を楽しむことができるでしょう。

Visited 8 times, 1 visit(s) today
タイトルとURLをコピーしました