競馬ファンの間で毎年春から夏にかけて盛り上がるイベントのひとつがPOGです。新聞や雑誌、ネット掲示板やSNSでも話題になるこの言葉を目にして、「POGって何?」と疑問に思った方も多いでしょう。POGとはペーパーオーナーゲーム(Paper Owner Game)の略で、仮想馬主として2歳馬を指名し、その後のクラシック戦線や重賞レースでの活躍を楽しむファン参加型のゲームです。
この記事では、POGとは何か、その仕組みや楽しみ方、勝つためのコツ、最新のトレンドを詳しく解説します。
POGとは?基本の仕組み
ペーパーオーナーゲームの概要
POGは簡単に言えば仮想馬主ゲームです。実際に馬を所有するのではなく、デビュー前の2歳馬を自分で選び、その馬の実際の競走成績に応じてポイントを競うというもの。
ポイントの仕組み
- 新馬戦や未勝利戦で勝つと少額ポイント
- G3勝利で大きなポイント
- G1・特にクラシック三冠で圧倒的なポイント
つまり、どの2歳馬を指名するかが勝敗を分ける鍵になります。
POGの楽しみ方
- 仲間内でのリーグ戦
POGは友人同士や会社の同僚、サークルなどでリーグを作り、指名馬の成績を競う形で楽しまれることが多いです。 - 新馬戦やクラシック戦線がより楽しくなる
POGに参加すると、自分の指名馬が出走するだけで観戦が熱くなります。 - 雑誌やサイトでの参加
スポーツ新聞や競馬専門誌、競馬サイトでは公式POG企画を実施しています。
POGで勝つためのポイント
- 血統のチェック – 早期デビューしやすい血統(サンデー系、ディープ系など)が人気。
- 厩舎・騎手の実績 – 矢作芳人厩舎や国枝栄厩舎など、有力コンビは信頼度が高い。
- 生産牧場の動向 – ノーザンファームや社台ファームの注目馬は外せません。
- バランス指名 – 大物+隠れた良血馬を組み合わせるのがコツ。
POGの魅力と注意点
魅力
- クラシック戦線を自分のチーム馬と共に楽しめる
- 2歳新馬戦から注目でき、観戦の幅が広がる
- 仲間同士で盛り上がれるコミュニティ要素
注意点
- 情報に偏りがあると選び方がワンパターンになりがち
- 話題性だけで選ぶとクラシックに届かないことも
- 参加リーグによってルールが異なるため事前確認が必要
POG最新トレンド
近年はSNSの普及により、TwitterやYouTubeでもPOG情報が盛んに発信されています。
AI予測やデータ分析を駆使した「データPOG」、雑誌主催の大規模POG(netkeiba POG公式解説ページ)やJRA-VAN POG、さらにはインフルエンサーによる独自リーグも登場。特に新種牡馬の産駒情報や調教タイムの分析は、POG指名に直結する重要な要素となっています。
まとめ
POGとは、競馬をより深く楽しむための仮想馬主ゲームです。
- デビュー前の2歳馬を指名し、その後の成績でポイントを競う
- 仲間同士で盛り上がれるだけでなく、クラシック戦線の楽しみが倍増
- 血統・厩舎・牧場・話題性を総合して指名戦略を立てるのが勝利の鍵
初心者でも気軽に参加できる一方で、情報収集力や分析力によって勝敗が分かれる奥深いゲーム。それがPOGの魅力です。あなたも今年はPOGに参加して、自分だけのスター馬を応援してみませんか?
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